ナツメグのサクっと作曲 ”コツを探れ”

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【DTMテクニック】ピアノが弾けなくてもかっこいいピアノバラードが作りたい人へ

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 ピアノは弾けないけど、ピアノだけの綺麗なバラードBGMを作りたい!って思っている方は結構いると思うのです。
そこで実際ピアノは弾けなくても十分、雰囲気のあるピアノ曲を打ち込む方法を書きます。
 
こんな感じの曲を作るとします。
 

メロディと伴奏は同じMIDIチャンネルで別々のトラックで打ち込む

 
右手(メロディ)と左手(伴奏)、バラバラに打ち込みます(別トラックにしてもいいです)。
MIDIトラックチャンネルは合わせてください。
 

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上段がメロディ 下段が伴奏のアルペジオ(サスティンペダルを使用)

 

左手はアルペジオでもコード8分刻みでも構いません。

実際の曲のテンポよりかなり遅くして自分でも引ける程度までテンポを下げて打ち込んでも良いのでリアルとイム入力をオススメします。

 

曲の雰囲気を高めるテクニック

 

アウフタクト(メロディが1拍目以外から始まること)にする

こうするとかなり雰囲気が出ます。
曲の入りにインパクトがつきます。
 

メロディが細かい時は左手の伴奏はそんなに動かさない

逆にメロディが大きい時(白玉など)は伴奏を細かくしても構いません。
右手と左手の動きはそれぞれかぶらない方がベターです。
メロディと伴奏がお互い引き立つようなアレンジを心がけます。
 

サビや強調したいところは6度のハモリにする

同じメロディのセクションが2回繰り返される時はふた回り目は6度でハモると効果的です。また、オクターブ重ねも同じように効果的です。サビのパートも同じように重ねるといいでしょう。
 

クオンタイズはできるだけかけない

できるだけクオンタイズはかけずに打ち込みます。どうしてもうまくいかない場合、クオンタイズの正確度を少し緩くしてかけます。(大体のDAWでクオンタイズのかかり具合が調整できるはずです)
ベロシティは不自然なところを修正していきます。
 
 
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テンポのオートメーション

セクションの変わり目などで少しテンポを遅く書き込んで雰囲気を出します。
ここは大事なところなので少しめんどくさいですが手を抜かずにやりましょう。
歌もののJPOPバラードなどはいちいちテンポを変える必要はありません。
 

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曲のセクションのつなぎ目は細かくテンポを変えてセクションが変わったらテンポを戻す
 
おわりに
ちょっとしたコツさえ押さえておけば、ちょっと古いけどリチャードクレーダーマン風とか、S.E.N.S.風なBGMが実際にピアノが弾けなくても作れるようになるはずです。
慣れなので何度か曲を作って精度を上げていきましょう。