ナツメグのサクっと作曲 ”コツを探れ”

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【作曲テクニック】ドレミファソラシドにどれだけコードを付けられる?

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 今日はリハモ(リハーモナイズ)について考えます。
単純なメロディだったとしても、美しいコード進行やハッとするコードを付けたらパッとフレーズが輝きを増す瞬間ってありますよね。
 そこで今回、誰もが歌えるドレミファソラシドという音の並びに4パターンのコード進行を付けてみました。さて、こんな当たり前の音の並びにコードを付けて曲っぽくなるのでしょうか?
 
そこで、あまりあたりまえの進行にはしたくなかったので少しひねってます。
これだけコード進行を変えることで別曲になるんです。ちなみにテンポは全て一緒です。
結構バリエーションがつくもんでしょ?
 
 
 

まずはパターンA 切なさ醸すベースライン

 

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Amから2拍ずつベースが降りてくる定番パターンです。
ちょっと切なさを感じますね。解決していないので物語がもっと続く感じがします。
 
|Am Am/G   |FM7  C/E |
 
 

パターンB  コードチェンジのタイミングがシャレオツの決め手

 

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 これは1小節目の3、4拍と2小節目の3、4拍目がそれぞれ1拍ごとにコードチェンジしているところがキモです。
とっても動きが出るしEm7 Ebm7で半音進行するところなんかはオシャレです。
ファのところでEbm7をあてていますがちょうどメロディが9thになっていい感じに響きます。
 
|CM7   Em7 Ebm7| Dm7  Dm7/G CM7|
 
 
ちなみに半音のコード進行については前回のブログに書いているのでこちらもどうぞ。
 
 
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パターンC 浮遊感あるワンコード

 

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 ドミナントのコードで6拍引っ張って経過的にG/Bを挟んでCに解決するパターンです。
ワンコードで引っ張るのは面白いですがコードのチョイスが大切です。
ゆったり大きく時間を感じられるようシャッフルしてます。
 
|Dm7/G       |Dm7/G   G/B  C|
 

パターンD 少しジャジーで大人な進行

 

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 ダイアトニックな進行は考えずメロディがそのコードの何度のポジションなのかを考えながらかっこいいコードを探りました。
この場合Eb/Fがダイアトニックではないのでそこを特に着目すると、ソ・ラがEbのリディアンというスケールになります。
まぁ難しいことは考えずにコードにメロディ(トップノート)がきておかしくなければ良しとします。ただおかしくならないのにはちゃんと理由があるのでそこを知っておいた方が作曲は速くなります。
 

|F/G   G/A  |Eb/F   F/G  |

 

このパターンも少しシャッフルさせてノリを出してます。
 
 
おわりに
僕も今回、ブログネタとしてコード付けをしてみたのですが結果とっても楽しくなっちゃいました。一つのメロディに対していろんなアプローチを考えることは作曲の良い訓練になるし楽しいですよ。