ナツメグのサクっと作曲 ”コツを探れ”

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誰々の何々みたいな曲が欲しい!と言われたら?

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誰々の何々みたいな曲が欲しい!
 
と、言われた時あなたならどうしますか?
 
求められているものは果たしてメロディなのか、アレンジの感じなのか、バックトラックの雰囲気なのでしょうか。
 
まずは、発注者の意図を汲み取るのが第一の仕事になってきます。
 
じっくり話し合える場があれば、なんとニュアンスを掴みとることも出来るかもしれませんがコンペなどの大半は、質問できる雰囲気もありません。
 
今ある情報を頼りに解釈するしかありません。
発注内容には、細かく指示があるもの(テンポやリファレンス音源、構成、ドラマの主題歌の予定、などなど)
もあれば、非常にざっくりした簡単なものもあります。
 
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細かい指示がある場合は別としてざっくりとした指示の場合を考えてみます。
 
 依頼者の考えていそうなことを、その人、会社のバックボーンだったり最近の仕事の傾向などを考えながら掴みとります。前回の発注からの流れで何か分かることもあるかもしれません。最近のリリースしたものやホームページ、Twitterの情報などありとあらゆるアンテナを張って情報を入手した方が優位に立てるでしょう。
 
 そうしてから、発注指示を見直してあらためてまた、そのリファレンス音源から何を掴んだらいいのかを考えてみます。なんとなしにその音源に寄せて作曲するのと、意図を深掘りしてから作曲に取り掛かるのとではだいぶ結果が変わってくると思います。
 
また、リファレンスの音源に、音の傾向やテンポ感、メロディの流れ、構成などを寄せていっても、そこにプラスαのオリジナルなエッセンスを加えないと、相手の満足する結果にはならない気がするんですよね。コンぺなど競争に勝たなきゃいけない時は特にそうですよね。
 
それは作曲者の得意分野のエッセンスなのか、何か違う分野のハッとする組み合わせなのか、それはわかりませんが、普段の引き出しの多さがそこに効いてくるのは間違いないです。
 
 
 余談ですが、一番厄介なのは発注者が、いまいちどういう楽曲が欲しいかが定まらず

 


ぼんやりしている場合です。
その場合、1度目の提出で、「こうではありませんね、もうちょっと、こう明るい感じ」とかこれまたざっくりとした直しがきてそれに対し何回か提出してだんだん正解に近づけるといったパターン。作曲者にとっては一番しんどいです。しかしこういったケースは指名仕事の場合が多いのでやりがいもある場合が多いんです。
(僕の場合、映画関係の作曲にこのパターンが多いです。はっきりって大変です!)
まぁ、使ってくれるんなら何度でも直しますよ!ってなりますよね。
 
 
 
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