ナツメグのサクっと作曲 ”コツを探れ”

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【アレンジテクニック】迫力あるギターのステレオの広げ方3ステップ

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 今日は僕がたまにやっている、ロックギターなどでよくある迫力あるステレオワイドな音作りについて少し書きます。よくいろんな音源を聴いていると左右から迫力ある歪んだギターが包み込むように聴こえてくるサウンドってありますよね?
自分も同じような音が作れたら今までよりデモのクオリティが上がるのに!って思っている方もいるでしょう。
 
いろんな方法が人それぞれあるとは思いますが、最近は僕はこのやり方をよく使います。ご参考に。
 
 

ステップ1 

バッキングギターをレコーディングします。

ギターアンプシミュレーターはNativeinstrumentのGuitarRigを使います。
これはお好みのものを使えば良いと思いますが使う音色はレンジが広くて少しギラついた感じのキャラクターの音が効果的です。
今回はGuitarRigのGreenIdiotというプリセットを使います。録音した後は50hz以下はイコライザーでバッサリ切っておきます。
 

soundcloud.com

 

ステップ2

同じGuitarRigのプリセットのものをもう1トラック立ち上げて同じバッキングフレーズをレコーディングします。
この時ステップ1で録音したギターとまったく同じセッティングでは面白みがないのでイコライザーを使って少し2つのバッキングでキャラクターを変えてあげます。
例えば1トラック目では 500hzあたりを少し持ち上げ2kを少しカット。トラック2ではそれと逆に500hzを少しカットし2kを少しブーストするというように。
 

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ステップ3

2つのトラックのアウトをAUXトラックに立ち上げてbrainworxのbx1というイコライザープラグイン(MS処理ができる)をそのAUXトラックに差します。
 
プリセットメニューから 17 Wide Photo Stereo RockGuitar Subgroup というプリセットを選びます。Stereo Widthというツマミでステレオ感を調整します。今回はわかりやすくするために260%くらいまで広げています。
 
brainworxのbx1の画面

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さて音を聴いてみましょう。
 
 
 
どうでしょう?迫力あるギターが広く左右から包まれるようなサウンドになりますよね。よかったら試してみてください。