ナツメグのサクっと作曲 ”コツを探れ”

音楽制作のTipsを中心に映画、旅の話題なども。

実践 機材セッティングと録音の話 これで仕事をしています

 今日はどのように機材をつないで、実際仕事をしているのかをレコーディング方法含め紹介したいと思います。この手の話に万能的な正解はないのですが、僕の制作環境規模と同じくらいで作曲している人には参考になるかもしれません。

 

基本的な常時セッティング

マイク録音セッティング

 MIC → UniversalAudio (ステレオマイクプリ)2-610 → AvaronDesign AD2044(ステレオコンプレッサー) → Avid Omni の Input

 

 基本このセットは固めてあり曲によって変わることはありません。

モニター配線

Avid Omni の MAINOUT→ TAPCOのミキサー → モニタースピーカー(YAMAHA MSP7)
 
音量はミキサー側で調整。
モニター切り替え器を通じて小型スピーカー(JBL )にも接続。
 
マスターキボード(DTM入力用)はKORGのKRONOS X をUSBでMACに接続。
KRONOSの音も録音できるようOUTをAvid OmniのLINE INにつなげっぱなしです。
が、音源としてはKRONOSはほとんど使っていなく入力用とMIDIコントロール用です。
 
そういえばMIDIインターフェイスはハードの音源を売り払ってから全く使わなくなりましたねぇ。少し寂しい気も。
 
 

ギターレコーディングの場合のセッティング

エレキギターの場合(ライン録音)

アンプの音が欲しい時、生々しいエレキが欲しい時は
ギター  →   アンプ(VICTORIA AMP Champ)     →  ロードボックス(EX-Pro  DMX) → マイクプリ(2-610)  →  コンプレッサー (AD2044) → Avid Omni
 
の順に接続
ギターは仕事ではほぼ PRS CUSTOM を使ってます。何のジャンルでも対応しやすく弾きやすいです。 
 
ロードボックスとは、アンプの太い音、歪みが欲しい時に音質を落とさずにオーディオインターフェイスの入力に耐えるところまでレベルを落としてくれる機械(アッテネーター)です。
僕の作業部屋は防音加工されてますが、やはり夜は大きなアンプ出力でマイク録音は厳しいので全てラインで録音してます。そんな時ロードボックスは大活躍です。
 

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アコースティックギターの場合

 
マイク(AKG 451B)2本立て → マイクプリ(2-610) → コンプレッサー(AD2044) → Avid Omni
 
の順。
 
 マイクはネック根元あたりとホールあたりを2本立てで狙ってます。
これはステレオ感より音の輪郭(根元)と太さ(ホール)のバランスを曲によってとりたいからです。2本同じマイクを立ててますがペアとして販売しているものを買いました。(昔エンジニアさんにペアで買わないと位相の問題でよくないと言われた)
 
 
 
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ボーカル録音の場合のセッティング

 
ボーカルブースにAKG (C414B XLⅡ)をセット → マイクプリ(2-610) → コンプレッサー (AD2044)→ Avid Omni の順。
ギターもボーカルもコンプレッサーはスレッショルドは浅め、一番大きいところで少しリダクションする程度にかけます。
 
おわりに
 
 あくまで僕の仕事をしているセッティングで、ちょっとした小ワザ・テクニックはあるにしてもこれが正解というのはないです。
制作環境は予算・規模などによって自分なりに試行錯誤して調整していくしかないのです。
 しかしながら、僕の規模と同じくらいの環境で宅録に勤しんでいる人に少しでも参考になればと思い記事にしました。僕もずっとこの先も試行錯誤していくことでしょう。