ナツメグのサクっと作曲 ”コツを探れ”

音楽制作のTipsを中心に映画、旅の話題なども。

マイクの値段に振り回されないで録音に挑もう

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 今日はマイクと声の相性の話です。
 
今、制作しているプロジェクトで男性ボーカルをひたすら録音しているのですが、今まで使っていたマイクを違うマイクに変えてみたらすごく良い結果を得られました。
 
 
きっかけは、その男性ボーカルの声質を知っているある有名なレコーディングエンジニアの方に、もっといい音で録音できないかを相談したところからでした。
 
 今使っているC414XLⅡというまぁまぁの価格帯のマイクを使っているんだけど、もっとしっくり来るマイクはないですか?と聞いたところ、「あの人の声にそのマイクはあまり合わない。ダイナミックマイクがいいんじゃない?」とアドバイスをもらいました。
 
 
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 ちょっと疑心暗鬼になりながらも、さっそく、リハスタでもおなじみのSHURE SM57で録音してみたところ中音にパワーが出てヴォーカルが前にガツンと出た印象になりました。
ダイナミックマイクの実力を侮っていました。思えば、よくイギリスのアーティストなんかがSHURE SM57で録音しているなんていう話を雑誌で読んだっけ。
 
最近は何でもかんでもコンデンサーマイクで録音していた自分の考えの浅さが疎ましい・・・。
 
 これはC414XLⅡが悪いんじゃなくて(普段ギターや女性ボーカルを録音するときにはとても優秀なマイクです)相性に気づかなかったところが問題なんですね。
 
高いマイクは間違い無いんだと・・・。
 
 高級なマイクだろうが、低価格のマイクだろうが録音対象との相性があるのは、思えば当然な話なのですが、価格という先入観が判断を鈍らせてしまったパターンです。対象物のキャラクターとそれにマッチするマイクが何かを判断できる経験と知識が必要ですね。んー、もっといろいろなマイクを試してみたいな。