ナツメグのサクっと作曲 ”コツを探れ”

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【アレンジテクニック】リズムトラックに一癖加えて差をつけよう!

 

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 今日は、何の変哲も無いリズムトラックに一癖加えて、あっと思わせるテクニックについて書きます。
 
歌モノにしろ、インストにしろリズムトラックの音色ってとっても現代において大事ですよね。
いろんなアマチュアの方のトラックを聴いていると、最近は市販のサンプルの音がそれだけでかなり仕上がっているものが多いので、
「ちょっと残念だな」と思うトラックは少なくなっています。良くて当たり前なんですね。
 
そこで、さらに差をつけたい場合、ちょっとした一手間でトラックに磨きがかかる場合があります。
 

リズムトラックでドラム音源以外の音をちょい足しする

 
 僕もたまにやる方法は一般的なドラムセットの音色に、普段はリズムでは使わないような音を少し混ぜるというテクニックです。
ちょっと前、たまに聴いたのはミディアムスローなR&Bのリズムのリムショットの箇所に水滴の落ちる音が混ざっているサウンド。昔ですがスティービーワンダーの「Over joyed」の水の音。
わかりやすく言えばそういうことなんです。
 
素材は一般的なドラムセット音以外であれば何でもありなんですが、多少はアタック感があるものでないと使いづらいでしょう。あと音程感がある音色は曲のキーと合わせる必要があります。
 
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どんなサウンドが合うの?

いくつかの例で言うならば
・自分で録音したギターのフレットノイズ
・ボイスパーカッションをエディットしたもの
・普通のボイスサンプルを短くエディットしてパーカッシブにしたもの
・リバース系のサンプル
 
などなど、考え出したらきりがありません。
 
プラグインで考えてお手軽にハマるのはSpectrasonics社のOmnisphereのサンプルです。
みんな結構プリセットからの音色は使っていると思うのですが、SOUNDSOURCE BROWSERからサンプルを選んで音色を一から作る人はわりあい少数派では無いでしょうか。
結構いい音がたくさん入っているのでOmnisphere持っている人にはオススメです。
特に「Oneshot」とか「SFX snd Noise」のカテゴリーにリズムのちょい足しに使いやすい素材が多く入っています。そのままでは使いづらいものもあるのでリリースを調整したりアタックをコンプなどで調整したりします。
 
そんなOmnisphireの素材を使って短いループを作って見ましたので聴いてください。
普通の音色の跳ねたビートのパターンにサンプル素材をちょい足しして個性を出しています。本チャンに使う場合、さらにEQやエフェクトなどでブラッシュアップします。
 
 
皆さんもいろいろ試して見てはいかがでしょうか。
独特のトラックの色が生まれてくると思いますよ。