ナツメグのサクっと作曲 ”コツを探れ”

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【作曲テク】部品作り(使える音色サンプル、フレーズ、テンプレート)の時間を作るとクオリティアップにつながる。

 
 曲作りそのものにかける時間はもちろん大事だけど、パーツ、部品作りの時間を持つことはとっても重要です。
ここに時間をかけることによって、仕上がりのクオリティは確実に変わり、スピードもアップします。いわゆる”仕込み”です。
 
 

サンプル仕込み編

 
 サンプル音源 (ドラム関連 キック・スネア・クラップ、リズムループ、 FX系、スウィープ、爆発音、ボイスなど)
をサンプリング音源サイトなどで自分のスタイルにあったサンプルをダウンロードして、使いやすいように整理する。
 これ、探すのと整理に結構時間がかかるので、1日決めてその作業だけやる日があってもいいくらいです。
でも、それほど価値がある作業です。
 
この方法に便利なツールがあります。
 
MUTANTという便利なソフトです。
サンプルをフォルダに分けて、ブックマークできたり視聴ができる。
DAWのオーディオトラック画面にドラッグして使えるので直感的です。
 
 
<参考>
mutant
 
サンプルやループなど探すなら
 
 
 
(ここは無料のサンプルがたくさんあります)
 
 
またそのダウンロードしたサンプルは、特にキックなどはEQ処理して好みの音にしておくのも後々使いやすいです。
 
 
 
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シンセ仕込み編

 
使えそうなシンセの音色をあらかじめ作っておきます。
 
 シンセの知識があまりない人でも、プリセットを少し弄る程度ですぐ使える状態にしておけば作曲中、無駄なストレスが無くなります。
 
 

例えば、1

 シンセの重ねパターンを作っておく。パッド系とか。ピアノとパッドの重ねとか。
作曲段階でパッドの組み合わせに悩み出すと、曲作りが一旦止まってしまうのである程度は、好みの音をいくつか仕込んでおいた方がスムーズです。(Omnisphereなどのマルチ音源が使いやすい)
 

例えば、2

 アルペジエイターパターンをカスタマイズして使いやすくしておく。
結構アルペジエイターパターンて、プリセットだとしっくりこなかったりするんですよね。3度の音が入ってたりするとコードと合わなくなってくるので基本5度とオクターブの組み合わせで、後から3度をコードに合うように付け足すとかした方が効率的です。
 
 
 また僕の場合、ストリングスのオリジナルのマルチセット(LA Scoring Strings, Hollywood Strings ほか)は常に使いやすようにテンプレートを改良してます。 
ストリングスの人数によってセットをいくつか作っています。
使う頻度低い奏法のサンプルはテンプレートから削るとか。リバーブの設定とか。
 
 
 
おわりに
 
 いかに作曲そのものに取り掛かっている時にストレスなく作業できるか、作曲の本質部分にエネルギーを注ぎこめるかは普段の下ごしらえにかかっています。
あと、これらの仕込み終わったパーツは後々の改良が大事なので、時々アップデートして常にチープだったり古臭くならないよう気をつけましょう。